ヘッドスペース抽出/浸漬抽出 HiSorb
・液体および固体サンプルのヘッドスペース抽出および浸漬抽出に使用可能
・堅牢なプローブとフレキシブル性により、複雑なマトリックスから対象成分
を抽出できます
・抽出後は空のTDチューブに挿入して加熱脱着分析
・繰り返し使用が可能(50回以上使用可)
・Centriを使用することで完全自動化が可能
概要
HiSorb(High-capacity sorptive extraction)は金属プローブ先端に大容量の収着相(30-60μL)を塗布し、HS抽出だけでなく浸漬抽出が可能なサンプリングツールです。
SPME法に比べより強い耐久性を持ち、大きなサンプリング容量により10倍以上の感度向上が期待されます。
VOCからSVOCまでの幅広い有機化合物の分析に最適なサンプリングツールです。
50回以上の使用が可能
4種類の収着層が多様のアプリケーションをカバーします
HiSorb操作手順
1
プローブ挿入
ヘッドスペース抽出、浸漬抽出どちらも可能です。
2
抽出
攪拌機(アジテータ)により効率的に抽出します。
3
プローブ洗浄
プローブの洗浄、乾燥を行います。
4
分析
空のTDチューブにプローブを挿入し、TD-GC/MS分析を行います。
抽出されたウイスキーサンプルの比較
ウイスキーをサンプルマトリックスとして使用し、同等の3相タイプを使用したSPME抽出とHiSorb抽出の比較を示します。全体的に同様のサンプルプロファイルを示しています。
ただし、HiSorbを使用すると、より高い相負荷で抽出される化合物の量が増加するため、HiSorb抽出では感度が大幅に向上してます。SVOC(沸点> C16)の改善例を以下に示します。
アプリケーションノート
-
AN120. HiSorbとTD–GC–MSによるミルクのフレーバープロファイリング資料を表示
-
AN122. HiSorbとTD–GC–MSによるフィルターコーヒーのフレーバープロファイリング資料を表示
-
AN123. HiSorbとTD–GC–MSによる薬草煎じ茶のフレーバープロファイリングログインして資料を表示
-
AN124. HiSorbとTD–GC–MSによるアルコールスピリッツのフレーバープロファイリングログインして資料を表示
-
AN125. HiSorbとTD–GC–MSによるプレミアムティーのフレーバープロファイリングログインして資料を表示
-
AN135. ダイナミックヘッドスペースおよびHiSorbを用いたフレグランス製品のTD–GC–MS分析ログインして資料を表示